当時、僕は胃癌で入院していて、
その退院の日のことなんですけれど、
退院する僕を家族で待っていたとき、
母親だけが院内に迎えに来たんです。
聞いてみれば、
他の家族の皆(兄貴、弟)は病院の駐車場で待っているそうで。
それを聞いて、
ああ、父は仕事だから仕方ないな、
とか思っていたんです。
それで、手続きが終わって、
兄と弟が待つ車に入ったときの事です。
突然兄貴と弟が驚いた顔をして、
僕を向かい入れた。
僕が
「どうかしたのかい?」
と聞けば、
この時より凡そ五分ほど前に、
僕が車に乗ったのを確認していたらしい。
そのときに、
車に乗った僕らしき人物は、
兄と弟にこういったそうだ。
「俺が、お前らの兄弟の代わりになっちまった。
兄弟を大切にしろよ」
と。
そのあと、車を出て行った数分後に、
僕が母親に連れられて車に乗ってきたらしい。
支離滅裂な文章で悪いけど、
今日はたまたま酔ってるんだ、すまない。
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本来なら自分が病死していたわけで
名も知らぬ身代りさんに感謝しよう。