今から15年前の話
その日、当時の彼女と部屋でまったりしてた
夜も更けて駅まで彼女を見送ろうとしたら叔母から電話
「今さっき八王子の叔父さんが亡くなったわよ」
ガンで入院してた叔父がとうとう死んでしまった
詳しい話を聞きたかったが、帰りの時間が迫っていたし
あらためて電話すると伝えいったん切った
バタバタと帰り支度をし急いで部屋を出た
部屋の扉を締める時一瞬彼女が変な顔をした
早足で駅まで向かう途中彼女は何かを伝えようとした
「あの」
「その」
どうもはっきりしない感じ
無事時間前に駅に着き電車を待っていると
ようやく彼女が口を開いた
彼女「さっきの電話、誰か亡くなったの?」
漏れ「叔父さん ガンで今さっき死んじゃったみたい」
彼女「その叔父さんってどんな感じ? 背高い?」
漏れ「顔俺に似てるかも 背高いよ」
すると彼女は俯いてそれきり黙ってしまった
漏れ「何だよ 気になんじゃん 言えよ」
彼女「けど 後で言うから 電話する」
漏れ「今言えよ」
彼女「えっ だって嫌な話かも」
漏れ「いいから言え」
彼女「あのね さっきドア閉める時ね 部屋の中に背高い人がいたの」
漏れ「あっ? 何それ?」
彼女「黒いスーツ着て部屋ん中に立ってた 顔似てたかも」
漏れ「頭ハゲてた?」
彼女「ウン 薄かった ジーッてこっちみてた 笑ってた」
どうやら叔父さんがお別れの挨拶に来たらしい
彼女を見送った後叔母に電話でそのことを伝えた
叔母「義理堅い人だったからねぇ」
世の中不思議なこともあるもんだと思った
後日八王子へ出向いた
叔母も一緒
よけいなことは言わないでおこうとなった
お焼香を済ませ、思い出話に花咲かせ
帰りは八王子の叔母さん(亡くなった叔父さんの娘)が
駅まで見送ってくれることとなった
その車中での話
八王子の叔母「お父さんが亡くなった時犬が吠えてねぇ」
「誰もいないところに向かってワンワン吠えてんのよ」
「わたしの娘なんかおじいちゃんって手振ってるし」
「見ても誰もいないでしょ 変な感じだったわよ」
それを聞いて漏れはペラッと口を滑らせてしまった
漏れ「叔父さんウチに来ました 彼女が見たって」
次の瞬間、八王子の叔母さんはハンドルを握ったまま
突然号泣してしまった
危ないので車を停め落ち着かせた
娘としては感極まったのだろう
やはり叔父さんは最後の挨拶に回ってたみたいだ
漏れには霊感などコレっぽっちもないんでわからなかったが
飼い犬や孫娘や当時の漏れの彼女には見えてたようだ
少しだけあの世のことを信じるようになった
さらに後日談
叔母と八王子の話をしてる時
今度は叔母がペラッと口を滑らせた
叔母「あんたのお母さん死んだ人見えるんだよ」
「死んだ人が挨拶に来るんだって」
「小さい頃そこにいるとかよく言ってて怖かったわよ」
初耳だった
みんなが怖がるから言わなくなったらしい
お袋に電話して問いただしたら
「さぁ~ねぇ」
と誤魔化された
けど遠まわしにいまだに見えるとか言ってた
思い返せばユリゲラーと一緒に
「動け!」
とかやってた時
お袋の体が金色に光りだしたことがある
金粉を吹いていた
わが母親ながらおかしな人だ
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コメント一覧 (10)
私が中学1年の時の話
夏休みに入って、すぐぐらいに友達3人で家の近くの海に泳ぎに行った。
それも、朝6時ぐらいから、とにかく馬鹿みたいに潜ったり、飛び込んだり
沖に係留している漁船まで競争したりと、泳ぎまくった。
昼ごはん食べるのも忘れ、唇が紫色になるまで泳いでいた。
さすがにお昼すぎて3時近くになった時、友達の一人が、「疲れた帰ろうと
」と言ったので、私たちも、「お腹、減ったし」帰ろうということにした。
友達と別れ、私の家は、近くだったので、直ぐに着いた。
家に入ると誰もいない、とにかく疲れた。玄関入って直ぐの所に6畳間の畳
部屋がある。体は乾いていたが、海塩がザラザラと付いたまま、その部屋の
真ん中に仰向けで、ほぼ大の字で、倒れこむように寝ころんだ。
目をつぶって「疲れたな~」なんか言いながら、寝ていた。
しばらくして、気持ちよく寝ているとどのくらい時間が経過したのかは、知らない
が、体が動かなくなり、いわゆる金縛りだろうか、とにかく動かない、更には息が
できない、驚いた拍子に目は、見開き天井の板で仕切られた木目模様を見ていた。
手を動かそうとするが動かない、首を横に動かそうとするが動かない、今度は、
「お母さん」と助けを呼ぶが声が出ない。息が苦しい。人の気配はない。
何度も「お母さん」と助けを求めた。息が苦しい。とにかく苦しい。
しばらくすると、体が浮くような感じがした。苦しさがいつの間にかなくなり逆に
気持ちが良くなってきた。「ふわ~っ」と体が上へ浮いていくような感じ、天井が
近づいてきて体が反転した。その時、大の字で寝ている自分の姿を見下ろしていた。
おなしなじゃなくて異常だろ(笑)
その叔父さん別れの挨拶じゃなくて死んだ知らせ受けても来ない、お前を呪いに来たんじゃ?(笑)
のに車の中で口滑らせて叔母を号泣させたの?
意味がわからない。
確かに分かりにくい気がする
この内容で父方、母方両方の叔母が出てきたのが分かったの?それとも叔母は数人いたの?
すごいな 7
挨拶にきたという叔父さんの娘で、八王子に元々いるのが叔母さん2
車中で口を滑らせ泣かせてしまったのは叔母さん2の方
分かりにくいけど、よく読めば分かるじゃん