十数年前に母方の叔父が病気で亡くなった。
部活で脚を故障してた俺は、
叔父の49日の法要には出席できなかった。
で、法要から帰ってきた母から聞いた話。
法要で集まったみんなの近況を聞いていると、
妙に怪我人が多いことに気がついた。
伯母1は仕事中の事故で右腕を骨折、
イトコ(伯母2の息子)は学校でふざけてて右目に怪我、
伯母3はやかんのお湯で右手にヤケド、
イトコ(伯母4の娘)は右耳が難聴、など。
なぜか右側にばかり異常がおきている。
そういや俺の故障も右脚だった。
そうしたら、喪主の挨拶で義叔母(叔父の奥さん)が、
「今日まで毎日泣き続けてました。
幽霊でもいいから帰ってきて、ってずっとお祈りしてたんです。
でも、49日で成仏してしまうんですよね。
これからもっと寂しくなります…」
などと言い出した。
それを聞いたお坊さんがやんわりと義叔母をたしなめてくれて、
なんとか法要は無事に済んだ。
後で母たちがお坊さんに聞いてみたところ、
「男性の霊の障りは右側に出る」
とのこと。
最近の怪我人続出は、
義叔母のことが心配で成仏できなかった叔父が、
親戚のみんなにそのことを訴えていたからではないか、と。
親戚一同はあらためて叔父の冥福を祈ったとのこと。
【意味怖】意味がわかると怖い話の最新記事
コメント
コメント一覧 (10)
症状が重い人も結構いるが、叔父さんの心配の大きさに比例しているのか。。。
それにしても、何の症状も起こらない義叔母さんって何者?
被害(?)を被ってる親戚達が憐れだ・・・
自分だったら、迷惑千万!
ちょっとその辺の苦労が判る映画があるよ
「ビートルジュース」
米映画で、
事故で死んでしまった夫婦
死神もどきのペテルギウス(ビートルジュース)、
その家に引越ししてきた頭キレ気味の家族
たちのおもしろおかしい幽霊コメディ映画
最初は自分たちが死んでしまったことに気づかない夫婦だったけど、
次第に自分たちが死んでしまったことに気づいて、
自分たちの家に引っ越してきた家族をなんとか追い出そうと
試行錯誤する。
最初は物に触れられなくてなすすべがない夫婦だったけど、
訓練していくうちに小さい軽いものなら動かせるようになったり、
姿を見せられるようになったり。
でもそんな中、引越ししてきた家族の娘が霊能力が他の人より強いことに気づく。娘は夫婦と会話できるようになり姿も見えるようになったりして、
家を出ていってほしいように要求するけど、
もうあなたたちの家じゃないの。という説得に応じて、幽霊と家族たちの変な共同生活が始まる。
しかし、それと交差して、死神的な存在のビートルジュース(声は西川のりおで大阪弁でこれもまた神役)が魂を貰う(だったかな)という契約をしてしまっていて、その代わりに家族を追い出すという役目を一人で勝手に突っ走ってしまう。やりすぎた脅かしに娘は激怒して、夫婦と喧嘩してしまう。誤解だと説明することも出来ずに倹約なムードに。
それからなんやかんやでビートルジュースとの契約を娘の活躍で、なんとか無理矢理解除した夫婦と娘と家族は、最後はハッピーエンド。
という展開でめちゃおもろいのでみて見てくださいませ。
不慮の事故で霊となってしまった人たちの苦労が少しだけわかる希少な映画です。
既視感あると思ったらあの生き人形でもあった現象ではありませんか。
とんだ悪霊。
おちゃん、その叔母連れてってくれ
『なんであいつら自分の不運を俺のせいにしてんの?』
実体がないと力の加減が難しいんだよ。
帯状疱疹みたいだな