子供の頃。

母の実家に親戚一同集まった時の事。

大人達の茶の間での談笑をよそに、
私は座敷で積み木遊びなどしておりました。

夢中で遊んでいた所、
ふと、周りが余りに静かな事に気づきました。

茶の間に行くと、両親含め、
7~8人いたはずの大人達がいない。

他の部屋も慌てて見て回りましたが誰もいない。

「置いてきぼりにされた!」

と思った私は、
急いで家の外に出ました。

外にも人っ子一人いません。

ただ、異常な数の雀が飛んでいました。

もの凄い孤独感で泣きそうになっていると、
テレビのボリュームをすこしずつ上げるように、
再び大人達の談笑が茶の間の方から聞こえてきました。

泣きながら家に入って行くと、母は

「何時の間に外にでたの?
ダメでしょう。勝手に出たら」

と私を軽く叱りました。

私は

「だってお母さん達、
私をおいてどっかいっとったじゃない!」

と言うと、

「?ずっと、ここにおったよ?」

その場は、
私がいつの間にか寝てしまい寝ぼけていた、
って事で片づきました。

でも未だに釈然としません。

不思議な感覚が残ってます。

【意味怖】意味がわかると怖い話の最新記事