山の中で一度だけ見たことがある。

走って木と木の間を移動したら、
普通は止まるときに、
足元の落ち葉や土が少なからず舞い上がって、
軽く音をたててしまいますよね?

その人は音もなく、
木が立ち込めている急な斜面の木と木の間を
かなりの早さで移動してた…

木と木の幅は50センチくらい。

かなり田舎の山で、
お遍路さんはだいたい車で来る。

歩いている人は一度も見たことがない。
それに、山道からは200m以上離れている。

近くに居た祖父に「何か動いたよ」っと言うと、
「狸だろ」っと言う返事が。

私が見たものは、
地面から2mくらいの高さを進んでいたし、
一部に赤を使った上着を着ていた。

15mくらいの崖の上(直線距離は大体40m)から
下に居るのを見たので、少し誤差はあると思われるが…。

その山で前に、
痴呆のじいさんが居なくなってるんだよな…

いまだに発見されてないし。

何かに曳かれるように歩いているのを目撃されたのが最後らしい。

見たのは、じいさんが居なくなって5年目くらいだよ。

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