幼馴染みが亡くなったとき。
通夜も葬式も行けなかったため、
後日1人で線香だけあげに行かせてもらった。
親御さんの思い出話を聞きながら故人を偲んでたら、
いつの間にか外は暗くなってた。
帰りは親父さんが車で送ってくれるというので
お言葉に甘えたんだ。
車の中、気まずい沈黙だったが
突然親父さんが話し始めた。
「なんであいつが…なぁMちゃん(自分)、なんであいつだけ…」
嗚咽で聞き取りにくかったけど、
そんな感じの事を繰り返してた。
車は家に向かい山道に入る。
スピードを弛めないと危ないのにその気は無さそう。
「Mちゃん…いいよな…?」
カーブに差し掛かった時、
親父さんはハンドルを切らなかった。
エアバックが開き、
顔面と後頭部に衝撃と痺れを感じ目の前が真っ暗になった。
とくに痛いとかは無かったかな。
少し気絶した後、
自力で助けを呼ぶことも出来た。
ゆるい崖のような所を転落したのだが、
幸い自分も親父さんも軽症(入院はしたが)で済んだ。
ちなみに事故の原因は
居眠りによる運転ミスということになってる。
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