祖母と
「霊を信じるか?」
という話題になった時、
祖母自身は見た事ないけど、
あってもおかしくはないと思ってると話していた。
(私は全くの0感)

その後で、

「じゃあもし死んだら、
可能だったら私のところに幽霊になって出てきてよ。
おばあちゃんなら恐くないから」

「よしきた!」

と約束した。
(ノリのいい祖母だった)

それから数年経って
祖母は認知入って死んだ。

その納骨の時、
納骨堂に住職が入って来られた瞬間、
グラっと納骨堂が揺れた。

私と子供達が

「地震!?」
「揺れたよね?」

と騒いだけど、
夫や親戚たちは、
はぁ?揺れてないし、という感じ。

それから納骨の読経が始まった時、
ズラッと並んだ納骨棚の向こうから、
小柄な老人がこっちを覗き込んでるような人影が見えた。

祖母が自分の納骨を見にきたのか~と思った。

どうせだったら、
「ばあっ!」みたいな、
分かりやすく幽霊になって欲しかったし、
何より話したかったよ。

遠方の祖母は危篤状態のときに、

「もう行くね」

って会いに来たよ。

この時は少し話した。

とても悲しそうではあったけど、
ちゃっかりものすごく若がえってて
(50代くらいマイナス50歳)
ネタにしてたら、
次の時はマイナス20~30歳くらいの状態で、
バァ!!って笑顔で出てきた。

何も話せなかったけどね。

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