とある高校生のAさんは
Bさんの誕生日会をクラスの友達とBさんの家でやっていた。
夜の10時半ごろになってみんな帰っていった。
Aさんは帰る途中、
Bさんの家に携帯を忘れてしまったことに気づき、
すぐBさんの家にもどった。
戻っている時、
ずっと遠くにおかしな人の影が見えた。
歩き方が妙におかしい。
歩くというより浮いてるかのように近づいてくる。
その人影は目の前の外灯のところまで近づいてきた。
そして外灯の灯りでその人影の正体がうつしだされた。
全身黒色の洋服を着ていて、
髪の毛が長い女だった。
その女は右手に携帯を持っていた。
その携帯はなぜかAさんの携帯だった。
しかしAさんはその女にこころあたりなどまったくない。
たまたま同じ携帯なんだと思って
その女を無視して避けて通ろうとするが
その女はこっちに方向をかえ近づいてくる。
すこし怖いが勇気をだして
「なにか用ですか?」
と聞いてみた。
女は何も答えずに
右手に持った携帯と手紙を差し出してきた。
Aさんは
「な、なんですか?」
と言ったそのとき、
女は顔をあげた。
その女はガイコツだった。
Aさんは悲鳴をあげて腰を抜かした。
ガイコツはスッと目の前から消えた。
Aさんはおそるおそる携帯と手紙を手にとって
手紙に書いてある文字を読み取った。
「落し物ですよ」
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コメント
コメント一覧 (16)
消えたのはマジックですね(^^)
とりあえず、お礼に歌いまショー♫・・・って歌っとく?
街灯に照らされていたにしても、夜間に他人(お化けであったとしても)が手に持っている携帯電話機が自分の物だとわかるのでしょうか?
最後の文は「忘れ物ですよ」の間違い?
余計な事をしますが、私だったら結末部分をこう書いてみたいと思います。
「女は顔を上げた。そこには皮も肉も無く、白い骨がむき出しだった。ぽっかり空いた真っ黒な二つの丸い眼窩。食いしばった上下の歯列は笑っているかのような曲線を描いていた。
Aさんは悲鳴を上げて、腰を抜かしてくずおれた。必死に顔を背けて骸骨女から目をそらす。……それ以上何も起こらず、ややあって恐る恐る視線を戻すと、骸骨女は消えていた。女のいた所にAさんの携帯と1枚の紙きれがあった。周囲を見回し、何もいないのを確かめて、Aさんは震える手で携帯を拾い、紙を取り上げると、書いてある文字を読み取った。
『忘れ物ですよ』」
ほのぼのー
生前 何かを落として 命を落とした事を悔やみつつ、他の人に同じ辛い思いをさせたくなくて 現れた……とでも 思っておこう☆
一度作品を読んでみたいです(^^)てか、もしかしてトーシローではないのかな。
でも私は作者さんのシンプルなのも好きですよ。確かにあっけなくて、えっ?って思ったけれど、元々素人の投稿作品ですしね。文章のよしあしは当たり前です☆
それより今回は、若禿げちゃんのコメントが秀逸でした!笑わせてもらった😆