毎年バレンタインの時期に思い出す話です。
2年前の話をします。
私が高校生のとき、
何人かの友達と集まって(仮にA子、B子、C子)
チョコ作ったのね。
みんな彼氏持ちだったんだけど、
B子だけ片思いだったの。
別にブスとか性格悪いとかじゃなかったんだけど。
だから義理チョコなんかじゃなくて、
全員気合い入れてのチョコ作り。
一応みんなで集まったけど、
それぞれ何を作るかは自由だった。
キッチンもそんな広くないから、
4人も居たら効率悪いんだけど、
判らないところやアドバイスで話し合えるし、
何より好きな人のために作るっていう嬉しさで
キャアキャアしてた(笑)
A子はカップケーキ、
B子はクッキー、
C子は生チョコを作った。
冷蔵庫で冷やしたりオーブンで長く焼いたりするから、
その間は休憩ってことになったんだ。
でもB子は
「もう少し手を加えたい」
って言って、キッチンに残ったの。
やっぱり片思いの人へあげるから頑張ってるねーって、
B子以外はリビングで休憩。
少しして喉が渇いてた私は、
ジュースを飲みたくなってキッチンへ向かった。
ついでにB子を驚かしちゃおうと、
こっそりキッチンを覗いてみた。
でもB子の様子見て回れ右。
ジュースも取らずに居間へ戻ったよ。
B子、自分の指先を切って垂れた血を、
ボウルの中で練ってたクッキーの中へ入れてたんだ。
で、何事もなかったように混ぜてた。
少ししか入れてなかったのか、
後で出来上がったクッキーは見た目は普通でした。
帰り際に指先に絆創膏してるB子を見て、
A子が
「どうしたの?」
って聞いてた。
「包丁で切っちゃったー」
って誤魔化してたけどさぁ。
クッキー作るのに包丁なんか使わないよね。
おまじないか何かだったのかな。
恋する乙女って怖いね。
みんなも手作りチョコには気をつけてね。
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コメント
コメント一覧 (12)
経血入れてないしクッキーだからまだマシな方じゃない?
手作りチョコは市販のチョコレートを一旦溶かして又固め直しただけ。つまり加熱する温度が低い。血や爪や髪が混入されていたら吐く。
もらっても食べずに飾っておくのがオススメだ。
B子の想いが成就したかは分からないが、強すぎる執念は体に悪影響を与えたり、怪異を招いたりするから彼の身に何も起きてなければ良いんだけど…(^^;
起:ぴよちゃんとママがクッキーの生地を練っている。
承:オーブンで焼く。猫の又吉も一緒に見ている。
転:クッキーができて、兄の椰子彦が一番大きいのを取ろうとする。
結:一番大きいクッキーは猫の又吉の顔に作ってあって、ぴよちゃんが「だめ!」と言って取り上げる。
ほのぼのしたいい話ですね。中日新聞は朝日新聞同様売国反日だから駄目ですが、『ねえ、ぴよちゃん』だけは例外で、こんないい漫画がこんなクズ新聞に連載されているのが不思議で、どんな怪異譚より奇々怪々。
東京新聞にも連載されてなかった?
個人的には東京新聞は右。
チョコに気をつけろと言ったり、
次は、何だ。
髪の毛だと食べたときに判るから血の方がよさそうな気はするけど、なんで髪の毛なんだろうね。ただ不気味さを出したいという都市伝説か。
ちょっとメンヘラだけど、多分効果はないだろうから、まあほっとけばいいんじゃない?
摩神英子
大徳寺美子
寿詩子
懐かしいな。何十年かぶりに新作作らないかな