高校の頃、柔道部に入っていた時の話。

打ち込みという技をかけるまでの動きの練習があって、
それは筋トレの合間にやったりするんだ。

手が空いてる人がいる時は人と、
一人の時は、畳から150cm位上の窓と窓の間にある柱に
自転車のチューブを引っ掛けて行う。

その日も俺は、
筋トレの合間に一人で打ち込みをしていた。

ある程度回数をこなし休憩。

そして、
何となくチューブを引っ掛けている柱を2つほど隣に変えた。

特に何かを感じたというわけでもなく本当に気紛れ。

そして、
場所を変えてすぐ打ち込みを再開した途端、
自分がついさっきまで練習をしていた所の窓が盛大に割れた。

自分の高校の武道場はグラウンドと隣接しており、
サッカー部のボールで割れたようだった。

幸い割れた瞬間に自分以外その窓周辺に人はおらず、
自分含めて怪我人もいなかった。

ボールはそのまま武道場に飛び込んで、
窓も大小細かくバラバラになっていた。

もし自分が同じ場所にいたら失明していたかもしれない。

そう思うと、
何故自分は唐突に場所を変えたのか、
かなり不思議な体験でした。

【意味怖】意味がわかると怖い話の最新記事