オフィスにひとり残って残業してる時、
ふとトイレへ行って用を足した。

すると、洗面台の鏡に映った背後の個室用の扉の鍵が、
いきなり『使用中』にスッと変わった。(意味判るかしら)

ギョッとしてオフィスに逃げ帰り鍵をかけると、
外からガタガタガタッと開けようとする音。

防護&撃退用にアツアツのコーヒーを片手に、
恐る恐る鍵を開けると、そこには誰も居ない。

残業をあきらめて帰宅しようとし、
エレベーターを呼ぶが、
1Fに止まったままなかなか来ない。

しびれを切らして非常階段で降りる事に。

降り始めて少しした頃、
上のフロアで非常階段の扉がバン!と音を立てて閉まり、
続いてバタバタバタッと階段を下る足音が。

あまりの恐怖に転げ落ちるようにして1Fの守衛室へ行き、

「きょう自分のほかに、誰かこのビルに残ってる人います?」

と聞くと、

「いや、貴方で最後ですよ」

と。

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