いわゆる視える人だった母は生前、
葬儀社に勤めてた。
入り口あたりに放心状態で立ってる人がいて、
見ると搬送されたご遺体の方だった、
とかよくあったみたい。
自分の葬儀を悲しそうに見る人、
自分の遺体に戻ろうとしてる人、
遺族に必死に話し掛ける人、
パニック状態の人、
お焼香した人に丁寧に礼をする人など様々だって。
笑顔で手を振り方も意外に多かったらしいから、
それを聞いて少し安心した。
ちなみに母の葬儀では、
生前に
「葬儀では笑顔でさよならする!
できるならその時は何か落として知らせるから!」
と宣言していた通り、
カゴから果物が落ちた。
しかもその話を知っている親戚の時だけ、1つずつ。
完全に母がそこにいるんだなとみんなが悟り、
私達も泣かずに見送ることにした。
とはいえ、
さすがに火葬場で棺の窓を完全に閉めた時には
泣いてしまったけどね…
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コメント
コメント一覧 (6)
火葬の時は本当に悲しいよね。
霊能力があれば亡くなった後霊現象を起こす力は増えるんじゃないかとおもんだけど、やっぱりそうなんかなー
そう。もう 死んでしまったんだって わかってる。でも 火葬してしまうと 永遠にその姿かたちが 無くなってしまう。大好きだったその顔を 見ることも出来なくなる。
あれは辛い。