じいちゃんは毎日決まった生活をしていた。
朝起きたらコーヒーを豆から入れ、
厚切りのハードトーストにバターをたっぷり付けて焼き、
ジアジアに温めたウィンナーと一緒に食べる。
お皿を洗い、
犬にご飯をやったら散歩に一時間。
帰ってくると風呂を洗い、
昼のラーメンか蕎麦を茹でて食べる。
その後、
電動自転車で少し遠くのスーパーに晩の魚を買いに行く。
帰ってきたら、定位置に座り、
犬を膝に載せて映画、相撲、野球の順にテレビを見る。
風呂に入り夜ご飯を食べ、
巨人が勝てばご機嫌でビールを飲み、
負ければ黙って焼酎のホッピー割を飲む。
後は九時までテレビを見て寝る。
毎日毎日。
そんなじいちゃんが死んだ。
買い物の途中、
自転車に乗ったまま心臓発作であっさりと逝ってしまった。
バタバタとお通夜が始まり、
おばあちゃんが一回だけ泣いて、
バタバタと葬式が終わった。
沢山の人が来てくれた。
葬式から帰って、家族で一息ついた時、
台所に一枚レシートが置いてあった。
じいちゃんがいつも行くスーパーのレシートだった。
内容は魚の切り身、ラーメン、牛乳など。
もちろん冷蔵庫には魚など入っていないし、
何より日付がお通夜の日だった。
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コメント
コメント一覧 (9)
レシートを持って
スーパーの人に聞いてみたら
オツカレーション!
プロ野球の結果でお酒が替わるのが面白い