ある時、ふと気付いたら、
部屋のどこかからか
「ぽたっ、ぽたっ」
と水の滴る音が聞こえてきた。
外は晴れていたから雨漏りではないし、
どこかで水漏れでもしているか?と思って、
耳を澄ませて音のする方を探ってみたら、
周りに水気のない、ある床の一点から聞こえる。
床が濡れている様子もないのに、
そこから「ぽたっ、ぽたっ」と音がしていた。
音のするあたりに手をかざすと、音がやむ。
手をどけると、また音がする。
かざした手が濡れることはなかった。
真上の天井を見ても、
濡れている感じはない。
頭の中が「?????」となっているうちに、
何もしなくても音が聞こえなくなった。
【意味怖】意味がわかると怖い話の最新記事
コメント
コメント一覧 (4)