中島らも氏のエッセイで読んだ話。
新聞の投書欄に送られてきた独居老人の手紙。
『定年で会社を辞めてから随分たつが、
ここの所、出先から帰ると居間に自分がいる、ということがよくある。
(中略)他にも焼き魚がビチビチと跳ねたり、
妻に先立たれて退屈な日々を送っているには違いないが、
ユーモアにしてもいささか度を越しているように思う(以下略)』
中島氏は
「本人は『ユーモラスな体験投書』のつもりでいるところが鳥肌」
と評していたが、
まったくもって同意。
ドッペル見ちまったのか、
孤独に耐えられずゆっくり狂っていってるのか…
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コメント一覧 (6)
ユーモラスってなんや
アル中やその他でも幻覚が見えるけどね。
十年くらい前に真っ昼間の繁華街のバス停で
健康そうで姿勢のよい一人の老人が
夜中に天井からスパイが降りてきて困る、怒鳴ったら逃げてく云々をハキハキと語っていた。
バス待ちの老女(連れや知り合いではなさそうだった)にアピールしているのか彼にしか見えない相手に話しているのかは不明だった。