10年近く前の話だけど、
面白半分に霊視をしてもらったことがあった。

その時、私の前世は
外国の果実栽培をしている嫁だったと教えてもらえた。

そのお嫁さんが私に

「病気は辛いだろうけれども頑張って。
子どもを大切にしてね」

と私に言っているとも教えてもらった。

実際その頃は体調不良が続いていたし、
子どもが通院していたので驚いたけれど、
それ以上に、今の私と前世らしいお嫁さんが別人格だなんて、
随分不思議な話と思った。

けれどもそれ以上は考えず、
その後月日が流れていった。

昨夜うたた寝していたら、

「ありがとう。私のことは忘れないでね」

と、肌が浅黒くて見知らぬ女性が夢に現れたので、
何故か咄嗟にそのお嫁さんと感じて、

「ずっと忘れないよ。
あなたが育ててきた果物も樹も、
あなたのことも」

と言ったら、
微笑みながら青い空の向こうへと上がっていったところで目が覚めた。
(本当は忘れていました。ごめんなさい。と暴露します)

今でも前世とか、
生まれ変わりのしくみとか良く分からない。

でも、何か心残りがあったかもしれないお嫁さんは、
よく分からないけれどもようやく成仏できたのかな?と、
何故かスッキリとした思いが広がっている。

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