ジョン・コリアーの『緑の想い』という怪奇小説。

主人公が育てている蘭が、
ある日ハエに似た花を咲かせる。

奇妙だと思っているうちに今度は叔母に似た花を咲かせ、
叔母は行方不明に。

そう、蘭の花がハエや叔母を捕らえ、
捕らえたものを花として咲かせていたのだ。

ついには主人公も蘭に捕らえられるが、
だんだん花と同化していく。

主がいなくなった主人公の屋敷に、
乱暴物で不埒な甥が相続者として現れ、
我が物顔で主人顔しだす。

それをぼんやり眺めている蘭になった主人公であったが、
ある日ついに甥が温室の秘密に気づいてしまう。

秘密に気づいた甥は蘭の花に手をかける・・・
必死に抵抗する主人公。

しかし彼はただの蘭にすぎなかった。

・・・という話なんだが。

実家近所のおばはんが、
蘭だかユリだかを育てていた温室で目撃されたのを最後に
行方不明になるという事件?があった。

おばはんのエプロンが温室に残されていて、
事件か事故かそれとも失踪か結局なぞだった。

その後この話を読んでちょいとぞっとした。

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