俺は超能力者やで、
って言っとるおっさんが知り合いにおった。

住所も答えんし名前も聞いても知らぬ存ぜぬで、
今思えばおかC奴やったが当時は信じきっていた。

おっさんの能力は透視と幽体離脱で、
かつてはよくそれを使って人助けをしたのだと。

俺はおっさんに能力を使うことをせがんだが、
おっさんは

「能力を使うと脳が焼けるんだ」

ってあまりそれを使いたがらなかった。

ある時おっさんの家の前に、
よく似た家族?の人たちが訪ねているのを見かけた。

それだけなら大したことないが、
なにせ人数と気迫が尋常じゃない。

親戚一同揃ってる感じやった。

最終的におっさんは、
なにかを喋ってその人たちについていった。

数ヶ月後おっさんに再び会った。

こっちのことを完全に忘れているようだった。

それが能力を使ったせいなんか、
あの人たちになにかされたせいなんか、
もしくはただとぼけていたんかは知らんが怖かった。

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