三鷹駅と東小金井駅の間の、
踏み切りでの話。

この話は、
この駅の近くにある大学に通う学生が体験した本当の話である。

彼はその日、
部室で仲間と麻雀を行っていた。

俗にいう徹満。

深夜3時過ぎにやたらと喉が渇くので、
近くのコンビニに買出しに行くよう先輩から命じられた。

大学入り口すぐの踏み切りを渡った所にコンビニがある。

踏み切りは当然、深夜の為に開いた状態。

彼が渡ろうとすると、
突然踏み切りが降りてきた。

この時間に電車?と線路の左右を見るが、
電車の光は無い。

潜って渡ろうとすると…子供の声が聞こえた。

「ダメだよ!!大変な事になるよ!!僕はもう嫌なんだ!!」

周りには誰もいない。

しかし、はっきりとこの言葉を繰り返し聞いたという。

彼は怖くなり部室に飛んで帰った。

当然先輩からは怒られた。

やがて麻雀が終わり、
仮眠を取り、翌朝の講義に備えた。

そして、コンビニへ先輩と一緒に買出しに行くと、
いつもの様な開かずの踏み切り状態であった。

反対側には、
踏み切りが開くのを今か今かと待つ人であふれていた。

やがて踏み切りが開くと、
一斉に人々や車の往来が始まった。

その時、彼は見た…あの子だ。

深夜に声をかけたのはあの男の子だ。

彼は渡りながら、先輩に

「あの男の子です。深夜話した声」

先輩は、

「何馬鹿な事言ってるの。寝言は寝てから…」

と言っているうちに、
その男の子とすれ違った。

「やっぱり見えてたんだね。
僕はもうここで事故を起こしたくないんだ」

と二人に言ったという。

二人が振り向くと、
男の子はスーッと消えてしまった。

「お前、今の見た…?」

と先輩。

「はい、嘘じゃないですよね…」

その後、買い物もせずに部室に飛んで帰ったそうです。

数日後、心霊番組でその付近の話を取り上げていた。

霊能者によると、
この場所で踏み切り事故で亡くなったご老人がいて、
孫を非常に可愛がっていたそうだ。

その後、子供(男の子だけ)の踏み切り事故が立て続きに発生した。

悲しい因果だが、
亡くなられたご老人のお孫さんもこの場所で亡くなった。

その後、事故は発生していないとのこと。

彼は花束とお線香を月に1度、
卒業するまでお供えしたという。

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