古い街道筋の老舗旅館に家族と泊まった時の事で、
夜遅くトイレに目を醒ましたら、
部屋の襖の上にある欄間から明かりがもれていた。

隣の部屋には家族が寝ているはずで、
明かりがついてるのは変だなと思い、
そっと襖を開けてみる。

すると、
江戸時代風の舞子さんが複数で一人の男を囲い、
宴をしていた。

えっなにこれ?と思った瞬間、
向こうの全員がこちらを凝視している。

うわっと思わず襖を閉めて、
また開けたら暗いなか家族が寝てる。

欄間の明かりも消えていた。

古い歴史のありそうな旅館だけに、
一時的に別の時代に繋がったのか、という体験だった。

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