人形の着せ替えの途中に買い物忘れを思い出し、

「店が閉まる!」

と慌てて買いに行ったことがあった。

あんまり慌ててたのでマヌケにも玄関の鍵をかけ忘れたらしく、
小一時間してから帰ってみると何者かが進入した形跡が・・・orz

幸い、しけた家計のおかげで大きな被害は無かったのだが、
なぜかすっぽんぽんでテーブル上に放置していた人形に、
布団のようにタオルがかけてあった。

そのタオルは別の場所に干してあったものなので、
偶然落ちたわけでも、
自分で無意識にかけていったわけでもないはず。

泥棒は、貧乏くさい部屋の中で横たわる
すっぽんぽんの人形に何を思ったのだろう・・・


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後日談も書かせていただきます。

当然、現場をそのまま残して警察を呼んだわけだが、
メイク用具やヅラなんかが散乱した部屋を見て、

「人形作家さんなんですか?」

と言われた。

「趣味なんです」

と説明するのが妙に恥ずかしかった。

警察の人たちは特に怖がるそぶりは見せなかったけど、
グラスアイが入った箱がひっくり返されていたのを見たときは、
流石に「わっ」と声を出して驚いていたorz

タオルの件を話してみたら、
明らかに誰かが「ブフッ」と吹き出すのが聞こえた。

書類類には手を出さず、
貴金属や現金を狙う手口からして外国人の犯行らしい、とのこと。

泥棒は途中で

「ここにはたいした物は無い」

と気づいて諦めた模様。

ちなみに、人形用品には被害なし。

ちゃっちいアクセサリー類が数点と、
箱買いした缶コーヒーが無くなったくらいで済んだ。

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