昔、実家の庭にあった白梅。
観賞用の実が生らない品種で、
毎年咲いては散るだけだった。
親に聞かないと正確にはわからないが、
10年ちょい前の時点ですでに樹齢50年は越えてたと思う。
段々咲く花の数が減り、
枯れつつあるな、あと何年もつかな、
という感じになってきたのだが、
とうとう最後に咲いた年、
久しぶりにたくさんの花のあと、
一粒だけ実をつけた。
そして枯れてしまった。
命を遺そうとしたんだよね…
なのにその梅は、
ばあちゃんが梅干にして食べちゃいました。
今思えば、
食べたら長生きできるとか考えたのかもしれないけど、ヒドス。
(祖母はその5年後くらいに85歳でぽっくり死んだが、
寿命が延びたわけでも、
梅の祟りで縮んだわけでもなかろう、多分天寿)
栽培してあげれば育つパワーを秘めた実だったんじゃないかなー、
って時々思い出す。
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コメント
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植物で似たような経験がある。
今日一番の衝撃ニュース!!!