中学生の時に宿題に飽きて、
黄色いプラスチックのシャーペンを
えいっと自分の背後に放り投げてみた。
そしてすぐ振り向いて拾おうとしたら無い。
どうしても無い。
次の日学校に行くと、
友達が同じシャーペンを使ってた。
私のにはちょっとした欠けがあったので、
ちょっと見せてと言って見せてもらったら、
同じところが欠けていた。
「これ買ったの?」
と聞いたら、
「全然、知らないんだけど昨日部屋に転がってたの、ラッキ~」
と。
瞬間移動したとしか思えない。
誰も信じてくれなさそうなので
誰にも話さなかった不思議な思い出。
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