じいちゃんが若い頃の話。
ダムで釣りをしていると大物がヒット、
吊り上げると1m近くある岩魚。
意気揚々と家に帰ろうとすると、
橋の上で一つ目の大男に出会った。
大男は何も言わず、
じいちゃんから岩魚を奪い取ろうとした。
しかし意外と力が弱い。
じいちゃんは懸命に抵抗し、
岩魚を抱きしめながら必死の思いで家に帰ってきた。
息を切らしながら
玄関に立っているじいちゃんの姿を見た母親(じいちゃんの)は、
キョトンとしながら言った。
「お前そんな物どうすんだ?」
じいちゃんが必死に抱いていたのは、
1mはある流木だったそうだ。
じいちゃんは今でも、
あれはキツネに盗られたと悔しがってる。
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コメント
コメント一覧 (10)
りゅりゅ流木が坊さんだったんじゃ~
それだったら大男なのに妙に力が弱かったのも納得できる(笑)
あと単眼の大男と会ったのに、逃げるどころか格闘までしちゃうじいちゃんはマジで肝が座ってんなぁ~(; ゚ ロ゚)
流木のオチといい、全体的に昔話みたいな雰囲気が感じられたとても素敵なお話でした…。( ´∀`)
力が弱いのも合点が行く
戦いに負けたか
残念だ