【洒落怖】洒落にならない怖い話まとめ

【洒落怖】洒落にならない怖い話をまとめました!楽しみながら読んでいただきたいのですが、怖くて眠れない夜を過ごすことになるかもしれません。その責任は負えませんので自己責任でお読みください。

2014年10月



今年の春、いまのアパートに移り住んだころの出来事です。

安さだけで選んだ1Kの部屋は笑えるほど70年代テイストでした。

台所や風呂には手が入っているもののトイレは昔ながらの和式便器。

でもぼくが気になったのは後づけされたトイレの鍵でした。

ライフルのガチャガチャやるレバーみたいな造りの鍵です。

それがどうしたわけか内側ではなく外側にネジ留めされていました。

4月のある晩、爆笑オンエアバトルを見終えてトイレに立ったときのことです。

ふいに背後で小さな金属音がしました。

鍵です。あの鍵をかけられたのです。

確かめなくてもわかりました。

ドアを隔てて人の気配を感じたからです。

続きを読む
このエントリーをはてなブックマークに追加



ようやく職場を辞められたので、
いくつかの話を報告してみようかと…

俺は管制室っていう部署で正社員として働いていたんだけど
忙しい時期になると人手が足りなくて、しょっちゅう現場に飛ばされた。

なかでも夜勤当務でビルや施設の巡回なんかもこなすのが
俺にあてがわれる現場だったんだけど、これが出るんだよね

とある駅前ビルも出る建物の1つ。

そこは放送局の施設が入ってるんだけど
深夜になると突然機材のスイッチが入る。

俺が直接経験した事としては
夜間巡回中に無線で異常連絡をうけブースに直行すると
店内向けスピーカーからノイズと

「…うぅ…ボソ……う」

という囁くようなうめくような声らしきものが流れてた事が数回。

続きを読む
このエントリーをはてなブックマークに追加



ある青年が、K県に行った時のこと。

空腹になったので、一軒のトンカツ屋に入った。

夫婦者でやっているらしい、小さく古びた店だった。

奥の座敷は住まいになっているようで、
子供がテレビを見ている姿がチラリと見える。

夫も妻も、無愛想で心持顔色が悪い。

他に客はいなかった。

しかしここのトンカツ、食ってみるとものすごく旨い。

あっという間平らげ、青年は満足した。

会計を済ませ、帰り際。

店主が

『来年も、またどうぞ』

と。

続きを読む
このエントリーをはてなブックマークに追加



この話は、中学時代の友人から聞いた話です。

彼の親戚のお姉さんは、とても心霊体験が多いらしく
当時、彼も良く心霊写真を見せてもらったらしいです。
(なぜか笑える心霊写真が多かったと言っていた)

場所は言えませんが、地元で幽霊が出ると有名な踏切があります。

噂では、終電がその踏切を通る時に幽霊が現れるとか。。。

ある晩、彼女(親戚のお姉さん)は彼氏の運転で自宅に送ってもらう途中
件の踏切に差し掛かり、踏み切り待ちをしていたそうです。

待っている最中、ふと横を見ると
女の人が遮断機近くに立っているあたりは非常に暗く、
良くは見えなかったらしいのですが(街頭も少なく横が雑木林)
どうも、顔に手をあて泣いてるようだったそうです。

そこら辺の道はややこしく、駅近くなのにかかわらず暗い箇所が多いので
二人は「道に迷ったのでは?」と、思い

「駅近くまで乗せてあげれば?」

続きを読む
このエントリーをはてなブックマークに追加



デリバリーのバイトでもチラシを配る時がある。

俺がチラシを配っていたその日は、雨が上がったばかりですごく寒かった。

水たまりのせいで靴はグチョグチョだし、
まだまだ終わりそうにない件数に俺は苛立ちを覚えていた。

仕事を続けていると「荘」が二軒平行して建っている場所があった。

「荘」か・・・

集合ポストじゃねぇんだよな・・・

面倒くさ。

「荘」は大抵集合ポストではないので、
いちいち階段を昇り降りしなくてはいけないのだ。

雨上がりのぬかるんだ地面を不快に感じながら、俺は階段を昇った。

昇り切った所でふと横を向いてみると、
隣の「荘」の部屋が丸見えな状態だった。

続きを読む
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページのトップヘ