関東某県の田舎町での出来事。
会社からの帰路、
俺はいつも決まった農道を使っていた。
畑がしばらく続き、密集した民家が立ち並び、また畑とがあり、
その道を抜けていくと、国道につながる大通りに出る。
ただ、夜の農道は照明も少ないので、少々不気味。
無論明るい他のルートもあるのだが、
農道を通り抜けたほうが断然近道なので、
あえてその道を使っていた。
コンビニに寄る用事などがない限りは。
その日も仕事を終えて、俺は農道を走っていた。
時刻は夜の十時半頃。
大概の農道に言える事だが、
その近道の難点は、道幅が狭い事。
続きを読む