私の通っていた小学校の裏手に、
雑木林に半ば埋もれているような神社がありました。
鬱蒼とした木立に囲まれている上、
校舎の陰になっているので昼間でも薄暗かったせいか、
そこでの思い出は常に曇り空の印象です。
そういえば真夏でも深閑として、
蝉の鳴き声とかもなかったような…。
私が低学年の頃にその神社の清掃を、
ボランティア活動の一つとして、
隔週で行っていたのですが、
いつの間にか行われなくなりました。
噂では、ある学年が、
その神社で記念写真を撮ったところ、
築庭の大石に見知らぬお婆さんがしがみつくように写っていて、
その写真を撮った日以来、
その学年の生徒や先生の身の回りに事故や不幸が多発したから、とか。
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