まだ小学1年生か2年生くらいだったと思います。
僕の家の横は旧神社跡地で、
今はゲートボール場になっているのですが、
昔はそこに1本の大きな神木がありました。
楠だったと思います。
他にあると言えば
石段と何かよく分からない石碑、
そしてその石段を境にして僕の家と神木がありました。
両親が共働きだった僕は、
よくその木に寄りかかって
愚痴や自慢などを木に向かって話していたのを覚えています。
秋~冬にかけてだったでしょうか、
その日も僕は木に寄りかかり
木に向かっていつもの様に話し掛けていました。
日も暮れるのも大分早くなっていますから、
あっという間に夜の闇が近付いて来ます。
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