東京湾を望む広い埋立地に建っていたその会社は
バブル期の乱開発による不備(地盤沈下や排水不備等)の調査処理が本業でした。
が、陽気で人の良い社長は同時に大雑把で、
関連業者からの依頼で
その他の雑務も処理していました。
例えば差し押さえた物品を
空調設備のある会社一階の倉庫で管理するとかです。
就職してまだ間もない頃、
慣れない書類の整理が深夜近くまでかかったことがありました。
眠くなってきたので切り上げようとしたところ、
外では雨が強く降っています。
まだ、開発されて間もない会社付近は夜は真っ暗でした。
また、一人暮らしでスクーター通勤の身としては帰るのも億劫で、
仮眠を取って翌朝早くに帰宅することにしました。
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