【洒落怖】洒落にならない怖い話まとめ

【洒落怖】洒落にならない怖い話をまとめました!楽しみながら読んでいただきたいのですが、怖くて眠れない夜を過ごすことになるかもしれません。その責任は負えませんので自己責任でお読みください。

2020年07月



「なんか怖い話とか知らないすか」

百物語に向けてネタを探していた俺は、
飲み会でそう切り出してみた。

結構みんなノッてくれて、
中々の収穫があったのだが、
今回はその中でも特に印象に残った、
N先輩に聞いた話をしたいと思う。

N先輩は学生時代の夏休みに、
夜間警備のアルバイトをすることにしたそうだ。

配属されたのは古い製薬会社のビルで、
詰所に詰めるのとは別にベテランのOさんと二人でローテーションを組み、
日に二度、定期的にビルの巡回を行うこととなった。

アルバイトを始めてから1週間程経ち、
慣れて来たN先輩は一人、
深夜のビルの巡回に出向いた。

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この間たまたま機会があったので、
百物語のことは伏せて、
親に夏だし何か怖い話でもない?って聞いてみたんだ。

そうしたら母は、えー……と少し考えた後で、
思い出したかのように

「怖い話というか、不思議な話ならあるよ」

というので、
どんな話?と聞いてみた。

それが、今から書く話。

……それにしても、
私の話とは思わなかったから、
少し驚いたよ。

3人兄弟の末っ子長女だった私は、
実によく泣く子供だった。

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同僚とはよく実家の田舎っぷりを自慢しあう。

まあ自虐のふりをした郷土自慢みたいなものだ。

あるとき私は、
兄が神隠しにあったことを話した。

結論から言えば、
捜索範囲が広大だった単なる迷子の話。

しかし同僚は、
ふっと真顔になり、ぽつぽつと話始めた。

地元の集落で『お山』と呼ぶ山がある。

小さなお社があったり、
山頂近くには古い墓石のようなものが並んでいたりするけど、
いまはその云われはわからない。

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姉には二人の子がいて、
上の子の幼稚園の入園式に祖母が行きたいと言い出した。

当時は入院中だったため、
医師に相談した上で外出許可をとっていたのだが、
当日の朝に熱が出て、外出の許可が取り消された。

祖母は酷く落ち込んだ。

その日は木曜日で、
午後から仕事がなかった私は姉からのメールで事情を知り、
祖母のフォローのため、
仕事を終えてすぐ祖母の病院へ向かった。

祖母はベッドですやすや寝ていた。

顔色もよく意外にだなあと思っていたら目を覚ました。

そして、嬉しそうに夢の話をした。

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一年ほど前、
母と体験した話です。

最初に事が起きたのは、
私が二階の自室でゲームをしていた時の事です。

一階の居間にいた母がノックもせずに私の部屋に入って来て、

「あんたさ、今起こしに来た?」

と突然聞いてきました。

「いや無理だし、ゲームやってんじゃん」

と言うと、怪訝な顔で

「いや、耳元であんたが呼んだから起きたんだけど…
やだねボケてんのかね私」

と言って、
部屋から出て行きました。

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