【洒落怖】洒落にならない怖い話まとめ

【洒落怖】洒落にならない怖い話をまとめました!楽しみながら読んでいただきたいのですが、怖くて眠れない夜を過ごすことになるかもしれません。その責任は負えませんので自己責任でお読みください。

2020年11月



以前、北海道の登別市という温泉で有名な温泉街に、
軽トラで食材を配達する仕事をしていた。

温泉街は山の中にあって、
行くためには駅から真っ直ぐ上がるルートと、
別の所から上がって大きな橋を渡るルート、
まあ他にも道はあるけど、
ワイが通るのは主にそのどちらかだった。

どっちを通っても同じくらいの時間なんだけど、
景色が良いのもあって大抵は大きな橋、
新登別大橋って言うんだけどそこを通るルートを良く通っていた。

秋は紅葉が綺麗だし、
滅多にないけど橋にかぶさるように虹がかかると、
虹の中を通って虹に触れたりして凄い綺麗なんだよ。

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俺は超能力者やで、
って言っとるおっさんが知り合いにおった。

住所も答えんし名前も聞いても知らぬ存ぜぬで、
今思えばおかC奴やったが当時は信じきっていた。

おっさんの能力は透視と幽体離脱で、
かつてはよくそれを使って人助けをしたのだと。

俺はおっさんに能力を使うことをせがんだが、
おっさんは

「能力を使うと脳が焼けるんだ」

ってあまりそれを使いたがらなかった。

ある時おっさんの家の前に、
よく似た家族?の人たちが訪ねているのを見かけた。

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十五年ほど前の春過ぎ頃、
大日杉から飯豊山を経て大日岳に行くコースを、
1泊2日予定(移動と念のため休暇は4日)で登った。

テント泊の予定であったし
前日の仕事終わりが遅かったこともあり、
8時過ぎに大日杉を出発してゆっくりと進み、
14時に一乃王子にテントを張り野営地とした。

夕飯を取り暫くはまったりと過ごしていたが、
寒さもきつく眠気も増したので
そうそうにシュラフに潜り込んでいくばくか、
ふと、物音で目が覚める。

何かの小動物がテントに当たるようなポスポスという音が何度かして、
止んでから耳を澄ませていると、

「すみません」

と、消え入りそうなほど掠れた男の声。

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知人のV系好きから聞かされた話。

某V系バンド(以下A)は
メンバー全員が90年代を代表する
ミリオンセラーバンドに憧れて入ったのは良いけど、
Aがデビューする頃にはV系ブームは去っていてな、
なかなか人気が出ずにメンバー全員がジリ貧状態。

それでも応援してくれるファンはチヤホヤいたのよ。

数少ないファンの中に父親が会社経営な分、
実家が金持ちのファンがいた(以下、ギャ子)。

しかもギャ子はファンでありながら、
Aのマネージャー以上に
変なファンからAを守っていたのよ。

客が少なくて距離感が近い分、
自然とAのメンバー全員が
ギャ子を信頼していたのよ。

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高校冬山キャンプ。

夜中トイレに行こうとテントの外に出る。

月明りがきれいな夜。

ふと遠くを見ると
4人グループが下山してる影が。

山は夜中歩いちゃダメなのは鉄則。

おーい、夜中は歩いちゃだめですよ、
テント張るなりビバークしなきゃだめですよー
と叫ぶも無反応。

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