【洒落怖】洒落にならない怖い話まとめ

【洒落怖】洒落にならない怖い話をまとめました!楽しみながら読んでいただきたいのですが、怖くて眠れない夜を過ごすことになるかもしれません。その責任は負えませんので自己責任でお読みください。

2021年06月



昔、エレベーターの点検員をしていた時の話。

駅前のお客の雑居ビルに、
先輩と2人で向かった。

とりあえず管理人に挨拶して、
各階のドア前に点検中の札はって点検開始。

ピット(空洞)内の底面を掃除しようとして、
エレベーターを2階に移動させ
(箱をどかして空洞内底面に入る作業)扉を開けてびっくり、
底面がはるか下にあるのだ。
(通常なら底面は扉を開けてすぐ下にある)

その雑居ビルは8階建てで、
エレベーター箱内のボタンは1階から8階まで計8つ。

俺はてっきり地下がないと思い込んでいたのだ。

もちろん、エレベーター以外に階段などもない。

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当時の子供達が憧れていた第一高等学校の寄宿寮に、
あかずの便所があるという話を聞いた。

夜、一人で便所に行くのは、
生まれて初めて自分の家を離れた十八歳やそこらの旧制高校生にとって、
おそろしい経験だった。

寄宿寮には、
深夜に幽霊が出るという噂の便所が一つあった。

そこに胆だめしに行くというところまで話の弾みでなってしまって、
一人が立って出かけていった。

彼は用を済まし、
なんだ何も出やしないじゃないかと戸を開けようとしたら開かない。

がりがりと爪で戸を引っ掻き、そのままになった。

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7年前に付き合ってた彼女のお兄さんの話。

彼女と付き合うまで知らなかったんだが、
彼女のお兄さんは中学~高2までK市では有名な暴走族だった。

が、高2の夏から、
突然暴走族をやめて品行方正になった。

「なにがあったの?」

と彼女に聞いても、
にやにやしながら

「兄貴に聞いてみなよ」

と教えてくれない。

ある日、
彼女の家に遊びに行ったらお兄さんがいたので、
思い切って聞いてみた。

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俺が中学までいた田舎には、
漫画の中でしか出てこないような不良が未だに生息しててね。

ボンタン、短ラン、エナメルベルト、
ツッパリ上等リーゼント、超薄い学生カバンと、
身を固めるアイテムも1世代前。

しかしなんというか、
どこか憎めない連中だったんだ。

地域密着型というか、地元の人も、

「おうガキども、タコヤキ作りすぎたから食っていけ!」

「おう、ゴチになるぜオッサン!」

みたいな感じで交流してるというか、
ちゃんとスジの通ってる連中だったんだよ。

(だから高校になって田舎を離れ、
町にいる不良連中を見たときに、
『なんて野蛮なんだ』って思ったぐらいだし)

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祖父が団地の階段から落ちて亡くなった。

みんな泣く暇も無いくらい慌てて
通夜やお葬式の手配をしつつ、
祖父の友達に連絡をした。

祖父は囲碁が生きがいみたいな人で、
碁仲間が沢山いた為、
私は碁会所に電話をかけた。

すると、電話を取った人は笑いながら、

『嘘だ。
だって○○さん(祖父)、
今そこで××さんと打ってるよ』

と言って信じて貰えない。

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