私の祖父は保護司をしていたんだ。
その為、
祖父のお世話になった人達が保護者などを伴って、
時々挨拶に訪れる事もあった。
私が中学生の時、祖父が亡くなった。
祖父が亡くなってからしばらくしたある日、
私が家で一人で留守番をしていた時、
高校生くらいの男の子が二人、家にやって来た。
一人は髪を染めて
ちょっとヤンチャしてます~という感じの少年で、
もう一人は少し大人しそうな雰囲気の少年。
「自分たちは以前、
○○さん(祖父の名前)の世話になった事がある者です。
○○さんのお仏壇にお線香を捧げたいのですが」
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