【洒落怖】洒落にならない怖い話まとめ

【洒落怖】洒落にならない怖い話をまとめました!楽しみながら読んでいただきたいのですが、怖くて眠れない夜を過ごすことになるかもしれません。その責任は負えませんので自己責任でお読みください。

2024年08月



もうかなり昔の話なんだけど、
俺の家は昔、珍しく狐を飼ってたんだ。

家はかなり田舎で、
近くに野生動物がたくさん住んでた。

んである日、
じいちゃんが狐の子供を拾ってきた。

どうやら親が死んで傍に居たのを、
可愛そうに思って連れてきたらしい。

それで飼う事になった。

母ちゃんは嫌がってたけど、
ちゃんと病院につれていって寄生虫やら何やらの検査もした。

名前は「くずは」って名前になった。

命名は中二病をこじらせてた婆ちゃんで、
安部清明の母親の妖狐の葛の葉からとったって言ってた。

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今年のお盆に地元に帰省して、
一人で墓参り行ったときのこと。

実家の墓がある墓地は、
駐車場を一段上がったところに広い墓地が広がってて、
さらに奥に行くとさらに階段があって、
そこを登ると小さい墓地が点在してる構造になってる。

広いほうの墓地にある実家の墓参りを済ませたあと、
数年ぶりに帰ってきたことだし、
ちょっと散策するかなって気になった。

奥の階段を登るとちょっとした小道になってて、
墓地の反対側まで抜けることができた記憶があったので、
ずんずん進んでいった。

途中、ちょっと開けたところにまた墓地があったんだが、
その左奥にある墓が目にとまって、なんの気なしに近づいたんだ。

それは随分と古い墓で、墓石の一部は苔生しており、
もう長いこと人がお参りしていないような雰囲気だった。

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よく来るパスタ屋の窓側の席で遅いランチをしてた。

窓から入る風と日差しが気持ちよくて、
外をぼーっと眺めながら食後のコーヒーを飲んでた。

飲み放題なのでコーヒーのおかわりを取りに店内奥に行って、
戻ってきたら窓の外が焼け野原になっていた。

店の前は片道2車線の大きな道路で交通量も激しい坂道なんだけど
青空以外は全部セピア色みたいで音もしない、焼け野原だった。

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小学二年生のころの話。

俺は小さいときに母ちゃんが死に、
親父に育てられてた。

父子家庭が原因か内向的な性格で、
小学校でも壮絶ないじめにあってたんだ。

一年生のころからずっといじめ続けられ、
とうとう二年生で登校拒否になった俺は、
一時的に母方の実家の田舎に預けられた。

その田舎ってのがものずごい田舎で、
まだ日本にこんなところがあるんだなって思ったよ。

とにかく、
そこでのんびり過ごすことになった。

過疎が進んでて、
地域にいる子供は高校生が二,三人居ただけだった。

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うちの両親が体験した話なんだけどね。

飼い猫のリンスがある日いなくなったらしい。

外に出ても必ず帰ってくるから、
2日も帰って来ないのは心配だったらしい。

でも3日目に、
家の近くでまず母がリンスの姿を見た。

あれ、そうかな?ってくらい一瞬だったらしいけど、
出かけてた父に

「リンス戻ってきたんだな、駐車場にいたぞ」

って言われて、
母もさっきのはリンスって分かった。

お腹も空いてるだろうし、
早く家に連れて来ようと外に出たら、
リンスは少し離れた所にいた。

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