2025年02月28日 【洒落怖】聞こえますか? カテゴリ:洒落にならない怖い話 コメント数:7 コメント by 洒落にならない怖い話 趣味は釣りで、古い車に乗ってる俺。月に2~3回、釣りの定宿に行くために深夜に山道を走る。ラジオもクーラーもない車、スマホでラジコをかけながら走る。昔のボロい車だからエンジン音がうるさくて、満足にラジコの音は聞こえない。でも深夜に一人山道を抜けるのは淋しいから、いつもラジコをかけていた。ラジオっていうのは喋る人によって声の通り方が全然違う。野球解説するようなプロアナウンサー達だとこんな状況でも比較的声は聞こえ、普通の芸能人とかだとあまり聞こえない。続きを読む タグ :#洒落にならない怖い話#洒落怖
2025年02月28日 【洒落怖】俺もそう思う カテゴリ:洒落にならない怖い話 コメント数:6 コメント by 洒落にならない怖い話 10年以上前、中学生の頃の話。ある日、自分が意見を言おうとした瞬間、別の人が自分が言おうとしてたのと全く同じ意見を言うということがありました。その時は特に不思議には思わず、「俺もそう思う」と言ったように思います。ところが、それ以来自分が何らかの意見を言おうとするたび、誰かが全く同じ内容の意見を言うのです。仕方なくその度に「俺もそう思う」と言っていました。そういうことが余りにも続くので、もしかして自分はサトラレなんじゃないかと考え始めていました。続きを読む タグ :#洒落にならない怖い話#洒落怖
2025年02月28日 【洒落怖】海で死ぬ カテゴリ:洒落にならない怖い話 コメント数:5 コメント by 洒落にならない怖い話 友人の家は先祖代々の網元の家。どんな不漁の時でも、その家だけは常に不自然なほど豊漁なんだが、その代わり、代々当主は必ず海で死ぬって言い伝えがあったらしい。事実、そいつの父親も祖父も大叔父も曽祖父も高祖父も、分かってる限り過去十代以上全員海難死してる。言い伝えを恐れて陸軍を志願した当時の当主(前述の大叔父)は、乗ってた輸送船が潜水艦にやられて死んだし、その弟のそいつの祖父は漁船で死んだ。さすがに不気味すぎで、そいつの親父の代で漁師は廃業。親子共に海水浴や海釣りにも絶対行かない、海辺に決して近づかなかった。(修学旅行の沖縄でも、そいつは絶対海に近寄らなかった)続きを読む タグ :#洒落にならない怖い話#洒落怖
2025年02月27日 【洒落怖】久しぶりに会った地元の友人 カテゴリ:洒落にならない怖い話 コメント数:8 コメント by 洒落にならない怖い話 震災のあった年、俺は地元から県を二つくらいまたいだ街に出向してた。クソ暑い時だったから8月か9月じゃなかったかと思う。そんなある日の仕事帰り、その街の駅前で声をかけられた。声をかけてきたのは高校の時以来久しぶりな地元の友人。友人は痩せてはいたけど間違いなく同じ部活にいたAだったと記憶している。こんな地元にゆかりもないところで旧友と会えたことにテンションが上がって飲みに誘ったが、俺いま酒飲めないんだ、というAの言葉に、一緒に駅前の喫茶店に誘ってコーヒーを飲んだ。誘った手前、俺がAに確認して注文をして支払ったことを覚えている。続きを読む タグ :#洒落にならない怖い話#洒落怖
2025年02月27日 【洒落怖】通化事件の後 カテゴリ:洒落にならない怖い話 コメント数:4 コメント by 洒落にならない怖い話 中国で捕虜になっていたじいちゃんの話。通化事件の後、じいちゃんを含む日本人の捕虜は、日本人の遺体を穴を掘って埋める作業をさせられていた。朝から夜まで作業は続き、休んだり気を抜いたりすると監視役の中国兵から暴行を受けるのは普通だったらしい。じいちゃんの班の監視役の中国兵は、日本兵から取った軍刀を持って見回りをしていて、いつ切られるかと怯えながら、異臭が漂う中黙々と作業をこなすしかなかったらしい。ある晩、じいちゃんの班の仲間が、過労に耐えかねて立ったまま寝てしまった。それを見つけた監視役の中国兵は、じいちゃんの班を整列させて、散々罵った後に全員切ると言って刀を抜いた。続きを読む タグ :#洒落にならない怖い話#洒落怖