【洒落怖】洒落にならない怖い話まとめ

【洒落怖】洒落にならない怖い話をまとめました!楽しみながら読んでいただきたいのですが、怖くて眠れない夜を過ごすことになるかもしれません。その責任は負えませんので自己責任でお読みください。

2025年02月



趣味は釣りで、古い車に乗ってる俺。

月に2~3回、
釣りの定宿に行くために深夜に山道を走る。

ラジオもクーラーもない車、
スマホでラジコをかけながら走る。

昔のボロい車だからエンジン音がうるさくて、
満足にラジコの音は聞こえない。

でも深夜に一人山道を抜けるのは淋しいから、
いつもラジコをかけていた。

ラジオっていうのは喋る人によって声の通り方が全然違う。

野球解説するようなプロアナウンサー達だと
こんな状況でも比較的声は聞こえ、
普通の芸能人とかだとあまり聞こえない。

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10年以上前、中学生の頃の話。

ある日、自分が意見を言おうとした瞬間、
別の人が自分が言おうとしてたのと
全く同じ意見を言うということがありました。

その時は特に不思議には思わず、
「俺もそう思う」と言ったように思います。

ところが、
それ以来自分が何らかの意見を言おうとするたび、
誰かが全く同じ内容の意見を言うのです。

仕方なくその度に
「俺もそう思う」と言っていました。

そういうことが余りにも続くので、
もしかして自分はサトラレなんじゃないかと考え始めていました。

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友人の家は先祖代々の網元の家。

どんな不漁の時でも、
その家だけは常に不自然なほど豊漁なんだが、
その代わり、代々当主は必ず海で死ぬって言い伝えがあったらしい。

事実、そいつの父親も祖父も大叔父も曽祖父も高祖父も、
分かってる限り過去十代以上全員海難死してる。

言い伝えを恐れて陸軍を志願した当時の当主(前述の大叔父)は、
乗ってた輸送船が潜水艦にやられて死んだし、
その弟のそいつの祖父は漁船で死んだ。

さすがに不気味すぎで、
そいつの親父の代で漁師は廃業。

親子共に海水浴や海釣りにも絶対行かない、
海辺に決して近づかなかった。
(修学旅行の沖縄でも、そいつは絶対海に近寄らなかった)

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震災のあった年、
俺は地元から県を二つくらいまたいだ街に出向してた。

クソ暑い時だったから8月か9月じゃなかったかと思う。

そんなある日の仕事帰り、
その街の駅前で声をかけられた。

声をかけてきたのは高校の時以来久しぶりな地元の友人。

友人は痩せてはいたけど
間違いなく同じ部活にいたAだったと記憶している。

こんな地元にゆかりもないところで
旧友と会えたことにテンションが上がって飲みに誘ったが、
俺いま酒飲めないんだ、というAの言葉に、
一緒に駅前の喫茶店に誘ってコーヒーを飲んだ。

誘った手前、
俺がAに確認して注文をして支払ったことを覚えている。

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中国で捕虜になっていたじいちゃんの話。

通化事件の後、
じいちゃんを含む日本人の捕虜は、
日本人の遺体を穴を掘って埋める作業をさせられていた。

朝から夜まで作業は続き、休んだり気を抜いたりすると
監視役の中国兵から暴行を受けるのは普通だったらしい。

じいちゃんの班の監視役の中国兵は、
日本兵から取った軍刀を持って見回りをしていて、
いつ切られるかと怯えながら、
異臭が漂う中黙々と作業をこなすしかなかったらしい。

ある晩、じいちゃんの班の仲間が、
過労に耐えかねて立ったまま寝てしまった。

それを見つけた監視役の中国兵は、
じいちゃんの班を整列させて、
散々罵った後に全員切ると言って刀を抜いた。

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