【洒落怖】洒落にならない怖い話まとめ

【洒落怖】洒落にならない怖い話をまとめました!楽しみながら読んでいただきたいのですが、怖くて眠れない夜を過ごすことになるかもしれません。その責任は負えませんので自己責任でお読みください。

2025年03月



中学生の時塾に行ってた。

そこの塾は個人経営の小さい塾で、
俺が通ってたA校舎と隣の市のB校舎の2つしかなかった。

中3の夏休みに2泊3日の勉強合宿があって、
長野だかどっかに2つの校舎の3年全員が参加した。

1日目の昼頃に合宿所に着いて、
割り当てられた部屋に荷物置いて、
昼飯食ってから勉強開始。

成績毎にクラス分けされてるんだけど、
合宿では同じクラスにB校舎のやつもいたし、
先生も1日目はB校舎の先生が受け持ってたから新鮮だったのを覚えてる。

その同じクラスに佐藤(仮名)という少し暗いやつがいた。

気になって観察してると休み時間も座ってるだけ、
授業の始まりの出席確認の時も返事しない。

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5月3日、新築した家に一家で引っ越した。

引っ越し直後は何かとバタバタするだろうと思い、
4月30日に主人と2人で近所の挨拶まわりをすませた。

右隣のお宅は80代後半の老夫婦の2人暮らしで、
同じ敷地内に住む長男一家が身の回りの世話をしているそうだ。

着工前に挨拶に行った時に、
御主人は痴呆症だと長男の奥さんから聞いていたので、
この時も奥さんに菓子折りを渡し、勝手口で少し立ち話をした。

奥さんは着工前より縮んだように?せて小さくなっていて、
「身体を壊してしばらく入院したの」としょんぼりしながら、
「あなた(=私)のことはよく覚えてるわ、美人さんだもの」
とお世辞を言ってくれた。

御主人はダイニングの椅子に腰かけてこちらに背を向け、
私たちには全く無関心でテレビを見ていた。

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小2くらいの夏休みの話。

外で遊んでいたら、
同じ学校の子たちが20人くらいゾロゾロ歩いていて、
その中に友達がいたから声をかけると、「一緒に来いよ!」と。

先頭には童話にでも出てきそうな『ザ・紳士』なお爺さん。

行先はスーパーで、
みんな一心不乱にそれぞれカゴにお菓子を詰めだした。

友達にどういうことか聞こうとしても
興奮状態で聞こえていない。

お爺さんに「君も好きなだけどうぞ」と言われても、
「僕はいいです」と少し離れて見ていた。

その後はみんなレジ袋いっぱいのお菓子を抱えて、
お爺さんにお礼を言って解散。

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俺がまだ小学校低学年だったから、
2000年前後の話だと思う。

じいちゃんばあちゃんと両親、
兄と俺の6人でS県H湖へ旅行して、
湖畔の古いホテルに泊まった。

部屋は和室で、
自分で布団を敷いて雑魚寝するような大部屋だった。

布団を敷き、
兄と定番の枕投げなどをしてギャーギャー騒いだあと、
21時ぐらいに就寝した。

夜中にふと目を覚ますと、
目の前の天井に白くてぼんやりとした、
1mぐらいの楕円形のものが浮かんでいた。

その辺りには非常灯のような小さな電灯があったのを覚えていたので、
あれがついてるんだと思ってまた寝た。

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俺が小学校高学年の時分だから、
もう30年も前のことだけど、
学校帰り、通学でいつも通る橋の上から、
魚がいないかと思って川を見たんだよ。

そしたら上流からでっかい人形が流れてきた。

川幅は30mくらいはあったんだけど、
ほぼそれいっぱいもあるような人形。

頭の先から足までの長さも30m以上あったはず。

細部まで覚えてる。

人形はあお向けの状態で両手を大の字に広げてて、
腕は竹竿を何本も継ぎ足したものに紙みたいな質感の黄色い着物を着せて、
頭は黒い烏帽子をかぶり、
白い粘土みたいなのでできた顔は大人の胴くらいあって、
ちょび髭のお公家さんみたいな表情が描かれてた。

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