【洒落怖】洒落にならない怖い話まとめ

【洒落怖】洒落にならない怖い話をまとめました!楽しみながら読んでいただきたいのですが、怖くて眠れない夜を過ごすことになるかもしれません。その責任は負えませんので自己責任でお読みください。

タグ:洒落怖



うちの父方男子は、
妖怪に呪われた家系と言われてます…。

父系発祥の県では有名だそうです。

逃げるようにして移り住んだ移住先の県でも恐ろしい事があり、
苗字を名乗ると

「し、知らねぇ!そんな奴は知らねぇ!」
「か、帰ってくれ」

と言われるくらいの恐れられっぷりです…


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妖怪に取り憑かれた次男の気が狂って近隣の人々を殺害。

父母と一族の男子は責任をとって切腹&自害。

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自分の親父と骨董の話を書きます。

親父は紡績の工場を経営していましたが、
何を思ったか50歳のときにすっぱりとやめてしまい、
経営権から何から一切を売り払ってしまいました。

これは当時で十億近い金になり、
親父は

「生活には孫の代まで困らんから、
これから好きなことをやらせてもらう」

と言い出しました。

しかしそれまで仕事一筋だった父ですから、
急に趣味に生きようと思っても、
これといってやりたいことも見つからず、
途方に暮れた感じでした。

あれこれ手を出しても長続きせず、
最後に残ったのが骨董品の蒐集でした。


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小学生の頃の話。

早朝に山へ出かけて、
ネマガリタケというタケノコを採っていると、
まだ背の低かった俺は方角を見失ってしまった。

この竹(本当はチシマザサって言うらしいけど)は背が低いけど、
ものすごい勢いで群生して生えているので、前に進むのも容易じゃないし、
生えている場所が急勾配で、とても歩きにくい。

竹林の中で途方に暮れていると、
竹林の奥から「ハァッハァッ」という、
危ないオッサンか野犬の息づかいのような音が聞こえてきた。

薄暗い竹林の中で俺がビビりまくっていると、
目の前に茶色い体をしたオオカミみたいな動物が姿を現した。

見ると、
顔はひしゃげた子供のような顔で、
鼻と耳がなかった。

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自分の親戚が和歌山のド田舎の小さい漁村に住んでて、
子供の頃は夏休みはずっとそこに遊びに行ってた。

そこって昭和10年くらいまでは、
ムジナ(狸)がよく人を化かしてたって
親族の爺さん婆さんから聞いたわ。

それものっぺらぼう限定。

山のふもとに狭い田畑があって、
それを取り巻くように集落があって、
その外側が海っていう村なんだけど、
山から田畑を抜けて集落に入る、
その入り口あたりに出たそう。

逢魔が時とかじゃなく真昼間でも構わず出てきたそうで、
普通にじーっと後ろ向きに立ってるから
『誰だっけ?』と思って声を掛けると、
くるっと振り向いた顔は目も鼻も無い、
ぼこぼこした皮膚だけの顔だったんで、
見た人は男でも女でもすぅっと気絶しちゃったそうだ。

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今から30年近く前、小学生だった俺は、
学校の用務員の初老のおじさんと知り合った。

照明をいじったり壁の修理をしていて、
夕方まで校庭で遊んでいると

「早く帰らんといかんよ」

と怒られたりしたけど、
冗談好きの気さくな人で、
児童とも仲が良かった。

おじさんは小太りで色黒の外観とは裏腹に、
時々お洒落な白いバンドタイプの腕時計をしていて、
かっこよかったのでよく見せてもらった。

その時計はカーナビみたいに人工衛星と連動していて、
あらかじめ行き先を登録しておいて、
使うときは目的地を音声入力するだけで、
音か振動パターンでナビゲーションしてくれるというもので、
試してもらうと、澄んだ女性の声でルート案内するのが聞こえた。

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